参議院選挙の結果とTPP
こんにちは、saikoroです。
先週の参議院選挙の投票率は、48.8%でした。
2人に1人以上投票していないんですね。
一番投票率の高い選挙区は山形県の60.74%、一番低い選挙区は宮崎県の41.79%で、都道府県ごとだと高知県と合区の徳島県の38.59%でした。
過去最低は1995年の参議院選挙の44.52%らしいのですが、参議院はあまり注目されていないということでしょうか。
国政選挙1回に600億円近くもかける意味を考えないといけないですね。
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/index.html
選挙を管轄している総務省のホームページですが、随分とお粗末な感じで、誰か見ているんでしょうか?
上がこれでは、結果は知れたものですね。
東京都選挙区の結果
さて、私は音喜多駿さんと自民党に入れましたが、音喜多駿さんは見事に当選でした。
都政ではいろいろあったものの、国政で頑張ってもらいたいです。
Wikipediaからの引用です。東京都選挙区 - Wikipedia
3万票の差で、3人が競っていたようです。
有権者1139万人のうちの3万なので、すごい僅差ですね。
6年前の結果と見比べて気が付いたのですが…
投票率は下がっているのに、公明党と共産党の得票は伸びています。
切り取ってはいませんが、幸福実現党も。
共産党はよく駅前で爺さん、婆さんが熱心にビラ配りしてますけど、賛同する人は一応増えているんですね。
ブレない点は評価出来ると思いますが、言っていることが基本的に破壊的で、頑張った人をないがしろにする考えに、私はまったく賛同出来ないです。
他の選挙区の結果
6年前の参議院選挙が、自民党大勝だったのもありますが、今回はいくつかの選挙区で自民党の現職が落選して、野党の候補者が当選しています。
岩手、宮城、秋田、山形、新潟、滋賀、愛媛、大分、沖縄
ぱっと見、東北の方が野党優勢だった感じですが、各選挙区の結果を見ると、だいたいのところは自民党と野党共闘候補の票差は少なかったです。
沖縄は相変わらず混沌としていますが…
野党共闘が功を奏したのと、TPPでマイナスの影響を受ける地域ほど、野党に票を入れている感じがしました。
TPPの今
TPP…2018年12月に発効されてから、最近はその単語を目にすることもなくなってきましたが、身の回りの変化はどうでしょう?
4月くらいからでしょうか、よく行くスーパーでは、キウイとブドウが入口近くにどーんと構えるようになっています。
あと、オーストラリア産の牛肉と並んで、カナダ産の牛肉も増えたような気がします。
現に、輸入量も増えているようです。
関税撤廃されたと言っても、元が高いので私は買う気が起きませんけども。
発効されて半年なので、評価するには早いかもですが、少なくとも貿易が活発になったとは言えない感じがします。
米中貿易戦争の影響が大きいとは思いますが、今年に入ってからは全体的に輸出も輸入も減っているようです。
2019年上半期の貿易統計からTPP参加国だけを抜き出してみました。
全体からすれば輸入面に関してはTPPの効果は出ていそうです。
TPP参加国に挙げたものの、まだ批准出来ていないマレーシアは世界の流れに合わせてマイナスになっています。
シンガポールは元々関税が低かったのもあって、どちらもマイナスになってしまっています。
一番輸入の伸率が高いのはベトナムでしたが、TPPで一番恩恵を受ける国と言われていただけありましたね。
他の国についても、輸入ばかり一方的に増えても慢性的な貿易赤字になってしまっては、TPPに参加した意味がないので、輸出もしっかり増えていってくれればいいのですが、今のところ日本にメリットらしいものは見当たらない感じがします。